出前講座
2024年度 岐阜市立図書館人権イベント~正しく知ろう、ヘルプマークのこと~
令和7年1月26日(日)、ぎふメディアコスモス1階かんがえるスタジオにて人権イベント「正しく知ろう、ヘルプマークのこと」と題した講座を行いました。

福祉やヘルプマークに興味のある方などがご参加くださり、熱心に講座に耳を傾けていただきました。

ヘルプマークとは、「援助や配慮を必要としていることが外見から分かりにくい障がいや病気のある方などが、周囲の方々に知ってもらうためのマーク」です。最近ではヘルプマークを付けている方を見かけることも増えてきたように思います。
ヘルプマークを付けている理由や、障がいによる困難さやは様々です。
さて、あなたの近くにヘルプマークを付けている方がいたら、どのようなことを「配慮」していけばよいでしょうか。
講座ではヘルプマークを付けている3人の方の事例をDVDで見ることや、当センターの職員の話を聞くことで考えるきっかけとしていただきました。
「配慮」とは思いやりを持って行動することです。ヘルプマークをつけていることで好奇な目で見るのではなく、関心の目で見ていただきたいと思います。
ヘルプマークを付けた方をみかけたら「何に困っているかな」「どうするといいのかな」という視点を持っていただけるとうれしく思います。
でも決してひとりで無理をしなくて大丈夫です。そして、必ずしも手を貸さなければいけないわけではありませんが、温かく見守ってほしいと思います。
講座では、自助具の紹介もしました。
自助具とは「自」分を「助」ける道「具」のことです。
片手が不自由、手に力が入りづらい方が使うと便利な固定台やファスナーを留める補助具などのご紹介をしました。

講座に参加してくださった方からは「今日はおもいやり、手を差し伸べる気持ちが大切。とても胸にしみました」「ヘルプマークもいいが、障害が一目でわかるピクトグラムがあればいいと思う」などの感想をいただきました。
当センターの出前講座が、参加者の方の心に残り、何時かの場面に遭遇した時のお役に立てば嬉しく思います。