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簡易版フェイスシールドの作り方
マスクや消毒液が日常的に購入できるようになり、岐阜県では5月14日(木)に、緊急事態宣言が解除されましたが、感染症の第二波、第三波と襲ってくることを想定しなければなりません。
新しい生活様式の徹底として、「マスク着用」の実践が求められています。しかし、一方で周囲の人のマスク着用により、聴覚障害のある方にとっては、口元の動きがわかりづらく、相手の表情が見えにくいなど、他の障がいのある方にとってもコミュニケーションの取りにくい事態となっています。そこで、当センターでは安価で簡単に制作できるフェースシールドを作ってみたので、「簡易版フェイスシールド」の作り方をご紹介します。
※制作前には、手をきれいに洗い、清潔な状態で作業をしてください。
簡易版フェイスシールドの作り方
<用意するもの>
・カードケース(A3)
・すきまテープ 40㎝程(厚さ2㎝・幅3㎝)
・面ファスナー 30㎝ (裏面に粘着剤付)
・マスキングテープ ・ホチキス ・はさみ
<作り方>
①面ファスナー 30㎝を、15㎝×2本にし、「フック」(チクチクする硬い方)と「フック」、「ループ」(ふわふわした柔らかい方)と「ループ」を貼り合わせる。
②カードケースのつなぎ目を切り(A3のカードケースを2枚に分け、1枚を使用する)、4隅の角を丸く切る。
③①で繋げた面ファスナー「フック」を、カードケース短辺側の角から1.5㎝×1.5㎝の場所に置き、ホチキスの針先が面ファスナー側になるようにとめる。 ※面ファスナーを置く際、両面テープを使うとずれることを防げます。
④面ファスナー側もカードケース側も、③で留めたホチキスの部分にマスキングテープを貼る。
⑤カードケースのもう一方の短辺側も面ファスナー「ループ」で同じように作り、カードケースの幅に合わせて、すきまテープを切る。
⑥③でとめた面ファスナーの上に、すきまテープを重なるように貼る。
以上で完成です。
制作で工夫した点
・A3のカードケースを使用したため、胸の上あたりまでガードできます。
・すきまテープの厚さが2㎝のものを使用したので、装着した時にクッション性があり、不快感も息苦しさもありません。
・面ファスナーの「フック」と「ループ」を貼り合わせたことで、面ファスナーの裏表を気にせず装着できます。
・マスクをすると鼻の上あたりが曇りますが、内側にメガネの曇りどめを塗ると軽減します。