お知らせ
生活講座「交通安全教室」を開催しました。
令和2年11月3日(火・祝日)13時30分から岐阜市民福祉活動センター2階の大会議室において、当センター主催の生活講座「交通安全教室」を開催しました。
講師には、岐阜県環境生活部県民生活課交通安全・コミュニティ係の委託を受けた、大原自動車学校の職員2名の方が来てくださり、歩行体験の出前講座を行っていただきました。
当日は、9名の障がいのある方と3名の付き添いの方、併せて12名が参加されました。参加者の皆さんには検温と手指の消毒を行っていただき、職員もフェースシールドを使用して行いました。
歩行体験の前に、講師の藤野さんから、横断歩道における事故について高齢者が多いことや夕方の時間帯が多いことなどについてお話を聴きました。高齢になると視力が落ちたり、聴力が落ちるなどの身体的な変化もあって、それが交通事故の原因にもなること、視力は20代をピークに落ちていくことなども教えてもらいました。お話の中には、画面を流れていく数字を読む動体視力のクイズや、映し出された画面の中に生き物を探し出すクイズなども織り込まれており、楽しく目を使う体験もしました。
そのあとに、参加者お一人ずつがシミュレーション画面を使っての体験歩行を行いました。
画面には町の様子が写され、左右の車を確認して足踏みすることで、画面の正面にある道路の反対側に渡りきる体験が出来るというものです。
町の様子も、晴天、雨天、雪の日などと天候が変わったり、昼間や夕暮れ時、夜など時間帯を変えたりして、体験することができ、他の参加者の体験中も、皆さんが我がことのように見守ってみえ、ひとりずつが体験を終えるごとに労いの拍手が起きていました。
全員が体験を終えたところで、個人ごとの体験の評価表が配られました。渡る前に左右を確認した頻度や確認した時間、横断歩道の中央でどこを見ていたのかなど、その人ごとの傾向がわかるようになっています。講師の方からは、確認する時は2秒以上かけて、横断歩道の真ん中では左側を確認、などのチェックポイントの説明がありましたが、左右の確認時間が短くなってしまったり、渡り始めると正面ばかりを見ている人が多く、説明を受けて「なるほどねぇ」などの声が漏れていました。
参加された皆さんからは、「とても参考になり良かったと思います」「とても為になりました」などの感想をいただきました。