お知らせ
出前講座「防災グッズを作ってみよう」を行いました。~七郷小学校~
11月24日(水)、岐阜市立七郷小学校の特別支援学級の児童27名を対象に、出前講座「防災グッズを作ってみよう」を行いました。
担任の宮部先生からセンター職員を紹介していただき、職員の挨拶後、「防災クイズ」を始める前に、「見えるところまで前に来てください」と伝えると低学年の子は椅子を持って「どんなクイズが出されるのか」とワクワクした雰囲気で始まりました。
防災クイズは、日頃学校での「避難訓練」で学んでいるとのことで、職員の問いかけに「知っているよ」「〇番でしょう」と多数の声が上がり、元気いっぱいに回答してくれました。
その後、制作活動として、「新聞紙スリッパ」「ハンカチマスク」「ゴミ袋ポンチョ」の制作を行ないました。
作り方の資料を見ながら制作するには、作業台が小さかっため、作り方の資料を見ないで職員が分かりやすく工程ごとに説明することで、できない部分は先生や職員に手伝ってもらい、真剣に制作に取り組んでいました。
<制作:新聞紙スリッパ>
新聞紙を折っていくだけなので、制作工程はとても簡単です。片足分は、職員から折る手順を聞きながら作っていき、思っていたより簡単に作れたことにより、もう片足分は、聞かなくてもささっと作っていました。出来上がった新聞紙スリッパを着用し、楽しそうに歩き回り、歩きすぎて新聞スリッパが崩れた児童さんは、新聞紙スリッパを折り直していました。
<制作:ハンカチマスク>
ハンカチも折っていくだけなので、とても簡単に作れるのですが、耳にかける紐を結ぶのに苦戦し、「この輪っかにこっちの紐を通して~」とサポートすることで「できた」と自分で結べて、とてもうれしそうな児童さんが数人いました。低学年の児童さんには、紐を結ぶのはちょっと難しそうだったので先生と職員がお手伝いしました。「ハンカチマスクができた」と言って、つけているマスクの上から制作したマスクをつけて見せてくれました。
<制作:ゴミ袋でポンチョ>
ものさしで寸法をはかって油性ペンで描く予定でしたが、低学年さんには難しいとのことで、思い線を引かない作り方に変更し、先生たちに手伝ってもらいながら、職員の指示通りに切って制作しました。出来あがると「あぁ~そういうことか」「すっぽり入るよ」等、嬉しそうに試着して、くるりと周って見せてくれる子もいました。
制作後、「全部作ったので楽しかったです」「災害がおきたらこの便利グッズを思い出したい」「作り方が難しかったけど、楽しかった」「家に帰ったらお母さんに見せる」などの感想を伝えてくれました。
七郷小学校特別支援学級に訪問させていただき、職員もとても楽しかったです。制作したものを持ち帰り、防災クイズのこと、制作のこと「自分の身は自分で守るんだよ」ということを、おうちの方に話して「災害について」を考えるきっかけになると良いなと思いました。
※文中の写真については、児童さんのお顔と名札を隠して掲載することで、学校の同意を得ています。
出前講座「防災グッズを作ってみよう」は、岐阜市の小・中学校の特別支援学級の児童・生徒さんを対象に行っています。ご希望の学校は当センターに直接ご連絡をください。 ☎058-254-9204