お知らせ
出前講座「防災グッズを作ってみよう」を行いました。~白山小学校~
11月4日(金)に白山小学校・わたのみ学級にて出前講座「防災グッズを作ってみよう」を行いました。
当日は授業参観でしたので、子どもたちと保護者の方それぞれ5名と担任の先生と一緒に防災グッズの制作に取り組みました。
火事や大きな地震などの災害時には身近にあるもので工夫して過ごさなくてはいけないこともおきます。保護者の方と一緒に楽しみながら4種類の防災グッズを制作しました。
「ハンカチでマスク」はハンカチをたたんでゴムをかけることで簡単に作れるものです。
子どもたちは説明を聞いたり、母親の顔を覗き込んで確認したりしながらハンカチを折りたたんでいました。当日はバンダナを利用したので子どもにはサイズが少し大きかったようですが、親子の協力で折りたたむ回数を変えたりしながら、サイズを合わせることができました。
もしもマスクのゴムがなかった場合、ストッキングを1センチほどの輪切りにすることで代用できます。
次に「新聞紙でスリッパ」の制作をしました。新聞を数回折り込むことでスリッパができます。ひとつスリッパが完成したところで子どもたちが実際に履いてみました。一足分完成すると、子どもたちはスリッパをはいて楽しそうに歩いていました。自分の足には大きいと感じたのか、スリッパの横幅をさらに折り込んで、自分なりに工夫してサイズを合わせる子もいました。
続いて「ゴミ袋でポンチョ」の制作に取りかかりました。型紙に沿ってハサミで切る作業があり、親子でゴミ袋を抑えながらがんばっていました。ビニールをハサミで切ることは案外むずかしいのですが、どの子もみな、最後まで自分でやり遂げていました。
ポンチョの形が切り抜けたところで実際に羽織ってみました。マスク、スリッパ、ポンチョをすべて身につけると得意げな表情をしている子もいました。
最後にレジ袋の両脇の部分に切り込みをいれることで三角巾が作れることをお知らせすると、保護者の方がさっそく切り込みを入れて、子どもたちに使い方を知らせてくださいました。袋の大きさによっては子どもには大きすぎることもありますが、保護者の方が「ここをねじって使うといいね」「ここを縛るとちょうどよい」などと工夫されていました。
今回は防災クイズができませんでしたが、クイズをご家庭に持ち帰っていただきました。
この経験がきっかけとなり、親子や家族、学校や地域での防災につながるとうれしく思います。
出前講座「防災グッズを作ってみよう」は、岐阜市の小・中学校の特別支援学級の児童・生徒さんを対象に行っています。ご希望の学校は当センターに直接ご連絡ください。☎058-254-9204です。