お知らせ
訪問介護事業所職員さんを対象とした「自助具講習会」を開催しました。
令和4年11月12日(土)に訪問介護事業所職員さんを対象とした「自助具講習会」を開催しました。
参加されたのは3名の方々でしたので、アットホームな雰囲気の中、会が進みました。
谷口センター所長からの挨拶の後、自助具の説明を行いました。生活の中での困りごとを減らしてくれる自助具がいくつかあることをお話しし、参加された方に手指の消毒をしていただいて、いくつかの自助具を試していただくことも出来ました。自助具の中には安価な材料で手づくりできるものもあり、体が不自由で自分で作れない方には、家族の方や近所の方が協力してもらうと良いこともお伝えしました。
その後、自助具の制作方法を説明したのちに、実際に制作していただきました。参加者の方に「お薬取り出し器」と「片手で輪ゴムかけグッズ」のどちらかを選択していただきました。今回は、全員の方が「お薬取り出し器」を選択されましたので、全員で同じものを制作しました。お薬取り出し器は、片手が使いづらい方が薬シートから錠剤を取り出したり、薬の入った袋を破りづらい時に片手が不自由でもハサミで、袋を開けたりするのを助ける道具です。
皆さんが、作り方の資料を見ながら、丁寧に取り組まれ、時間内に完成しました。制作途中で、今回は本体に飾りのために色紙を貼りましたが、子どもさんに絵をかいてもらってもよいことをお伝えすると「『毎日飲んでね』と書いてもらったら飲みますよね。」という意見をいただいたり、袋を挟む割り箸の先の部分について「一方を短くすると挟みやすくなるのではないか。」との意見をいただくなど、センターにとっても、有意義な時間になりました。
参加された皆さんからは「貴重な体験をすることができました。普段あたりまえにできていることの大切さを改めて感じました。」「最近は薬が一包化されていることが多いので、本日教えていただいたものを参考にして 個々の方に役立てられる自助具を利用者の方と一緒に作れたらと思いましたし思える機会になりました。」「はじめて自助具を作る体験ができ、とても良かったです。必要とする利用者がいたら、ご提案させて頂こうと思います。」という感想をいただきました。