お知らせ

「自転車シミュレータで交通安全を学ぼう」を開催しました。

更新日時:2023.08.04
カテゴリーお知らせ

 

7月23日(日)に「自転車シミュレータで交通安全を学ぼう」を開催しました。大変暑い日になりましたが、13名の方(うち2名は付き添いの方)が参加されました。
今回は、三田洞自動車学校より、佐藤様、武藤様、辻野様、岐阜県県民生活課より村嶋様、岐阜県警交通企画課より高橋様に講師としてお越しいただきました。

自転車シミュレータ

自転車シミュレータ

「自転車シミュレータ」は設置された自転車で走行体験をするものです。
ペダルを動かすとモニターに運転環境が映し出され、運転時に起こりうる危険などを疑似体験することによって交通ルールや危険予測などを実践的に学ぶことができます。
まずは、交通ルールについての講義を受けました。「自転車は車道を通行するのが原則で、自転車と同じように標識をよく見てしたがうこと」さらに「13歳以下の子どもや、70歳以上の高齢者、障がいのある方は歩道通行のルールを守って歩道を通行してもよい」ことなどを説明していただきました。その後、ひとりずつ自転車シミュレータの体験をしました。

自転車シミュレータ

自転車シミュレータ

スタートしてゴールまでの間に、歩行者が歩いていたり、車が駐車場に入ろうとして歩道や車道を横切ろうとしたり、ほかの自転車が走っていたり、といろいろな場面に出くわします。昼間でも大変ですが、夜間のシーンもあり、緊張しながら体験されていました。ゴールに着いたところで、自分の走行シーンを振り返ります。スタートからの映像を見ながら危険だったところの確認、ぶつからないためにはどうしたらよかったのか、などの解説をしていただきました。
自転車シミュレータは、普段乗っている自転車と勝手が違い、思うようにハンドルが切れなかったり、ブレーキが固かったりしたようで操作がむずかしかったかもしれません。
しかし、どなたも真剣なまなざしで取り組まれていることが印象的でした。この講座のために「マイヘルメット」を持参してくださったり、足の障がいのために実際に自転車に乗ることはむずかしいけれど、思い切ってシミュレータの体験をしてくださったり、皆さんが前向きな姿勢で取り組んでくださいました。

自転車シミュレータ

シミュレータ体験を希望された方全員の体験が終わった後、もう一度、交通ルールの確認をして、質疑応答にうつりました。ここでは、予想以上に皆さんからの質問がありました。
「自転車に傘を立てる道具をつけているがそれなら傘さし運転にならないのか」「雨合羽を着ていれば自転車に乗ってもいいのか」「高校生など若い方が、スピードを出して自転車に乗っているが怖いことがあるから伝えてほしい」「そもそも自転車は時速何㎞まで出してもよいのか」等でした。ちなみに道具で傘を支えても自転車の運転はNGです。雨合羽で自転車に乗った時には、視界を妨げてしまうほどの雨ならば危険なので控えるとよいでしょう。一般の自転車は10数㎞の時速で走っていることが多いと思いますが、ヘルメットの着用は大切です。頭蓋骨は想像以上に柔らかいそうです。植木鉢を落とすと割れてしまいますが、その程度の固さと考えて良いそうです。それで柔らかい脳を守っていることを考えると安全のためにできることは覚えておいて取り組みたいですね。

自転車シミュレータ

自転車シミュレータ

講座に参加された皆さんからは「病院に通うためにうまく乗れるようになりたい」「ヘルメットの種類と選び方に興味がある」「自転車にうまく乗れる様に子供に教えたい」「ゲーム感覚でシミュレーションできてうれしそうだった」などの感想をいただきました。
講座を企画した私たちも知らないことがあり、勉強になりました。この講座が皆さんの交通安全の意識を高め、安全に出かけることで生活の広がりにつながればうれしく思います。

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