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高速バスに初挑戦 乗車編

更新日時:2024.08.23
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 私は座位変化型の普通電動車いすで生活する当センターの新人職員です。前回の投稿「高速バスに初挑戦 予約編」に引き続き乗車編の投稿です。

 予約日当日、名古屋の高速バスセンターに到着してチケットを買い、待合室でドキドキと出発時間を待ちました。JRハイウェイバスの中で車いすで乗車できるバスは二階建てバスのみです。一階部分に車いすスペースがあります。事前に説明があった通り、私は最後にスロープをかけていただき乗車しました。乗車し、車いすをベルトで固定していただき出発です。無事に乗車できたことでとても安心しました。

 車いすスペースは乗降口の隣にあるため、その後の停留所での乗降の際に他の乗客の迷惑にならないよう、リクライニングはあまり倒せないかもしれないという説明を事前に受けていました。実際、乗降の際にはリクライニングは起こす必要がありましたが、走行中はかなりゆったりとした姿勢で就寝することもできました。車いすスペースの後ろにはお手洗いと二階につながる階段があります。そのスペースと座席スペースを区切るためのカーテンの仕切りがあり、それを閉めることができる程度ならリクライニングやティルトを倒しても大丈夫という説明をしていただきました。

 途中の休憩所ではトイレに行くための乗降の際にスロープを出していただき、無事に約8時間の長旅を快適に過ごすことができました。初の高速バスでの移動に不安なことはたくさんありましたが、事前に電話やバスセンターに問い合わせて、自身の車いすの事を伝え、確認したいことを聞き、実際の様子を見てもらう等の事前準備をしたことで車いすでも高速バスを利用できました。この体験ができたことで、私の長距離移動の手段が増えました。今後も自身の体調を見ながら高速バスも利用して一人旅を続けたいと思います。

*この体験は個人によるもののため、ご利用の際はバス会社にご連絡してください。また、この記事に関する問い合わせは岐阜市障害者生活支援センターにお願いします。

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