自助具

像をクリックすると、全体を見ることが出来ます。

マグネットボタン(既成品)

 ボタンホールにボタンを通すのではなく、マグネットで開閉するボタンです。

 100均で購入できますが、布地に穴をあけて、凸凹一組の金具をセットする必要があります。マグネットが比較的強力なので、穴の縁の始末をした方がよさそうです。また、裏側にボタンを留める金具などがみえて気になる場合は、ワッペンなどでカバーすると良いでしょう。ボタンをつまむのが難しい方は、参考にご検討ください。

読み間違いを防ぐ定規(既成品と自作品)

 定規の中央のみが透明になっているので、文章を読む時に、1行だけに集中して読むことができ、読み間違いを防ぎます。

 手持ちの定規の両端に細めのマスキングテープを貼れば、手作りでも製作できます。(注意が散りやすい人は無地のマスキングテープを使うなど、使う人に合わせて工夫してみてください。)

新聞紙結束グッズ(既成品)

 新聞紙やチラシを束ねる時に使用するグッズです。 束ねるための二本のひもをひっかけて、くるくるとねじっていくことで締めていきます。 紐をねじる際に慣れていないとやりにくい方もあるので、コツがつかめるよう練習されると良いようです。

お家でのスケジュールチェックグッズ(既成品)

 

歯磨きや洗顔などの生活習慣やお風呂やお手伝い、明日の準備などの予定の確認を、時間を観ながら取り組んだり、できたらカードを裏返すことで、自分でも終わったことが目に見えてわかるボードです。市販品ですが、自分で記入できる白いカードもあり、カスタマイズできます。マスキングテープや100均で購入できるマグネットシートでカードの追加も可能です。  自分からスケジュールを管理する練習ができます。

透明文字盤(自作)

文字盤は会話が困難になった方が意思を確認するために使います。透明になっているので、顔の前に持って行き文字盤を動かし、目の動きで何処を見ているのかを読み取ります。

ソックスエイド(自作)

腰が曲がりにくくなった、前かがみになるのがきついなどで、靴下が履きにくくなった方の為の自助具です。写真②のように靴下にソックスエイドを履かせ、足を入れて、ソックスエイドを引き上げるようにヒモを引っ張って取り出します。結び方によってはヒモを短くする事も可能です。

靴べら(自作)

市販の靴べらは細いですが、こちらは、太く・自立してくれるので、座った状態でも使いやすいです。

片手用ハンドソープ(自作)

片麻痺などで、片手しか使えない人や、介護の場面で、片手でできるとより便利になる場合に使います。手のひらを上に向けて、手の甲でポンプを押し、出てきた洗剤を手のひらに受けて使います。手の甲で押すので痛くないようにクッション材にしたり、手のひらの真ん中に洗剤が落ちて来るようにすることに気を付けながら作りました。

片手用液体洗剤受け(自作)

片手が不自由な方にとって、生活の中での困りごとのひとつにシャンプーがあります。片手でポンプを押して、片手でシャンプー液を受けるのが難しいからです。

上記写真の「片手用液体洗剤受け」は、片手でポンプを押して、受け皿に溜まった液を使いやすい片手で操作するものです。

100均で手に入る薄い発泡スチロールとシリコン製の製菓用カップを組みあわせて作っています。シリコン製のカップは柔らかく、握り方や力の入れ方によって、溜まったシャンプーを好きな箇所に好きな量だけかけることが容易になります。

ボタンエイド(自作)

リウマチや脳性麻痺の方、指先でボタンをつまみ、穴に通すのが難しい方におすすめです。服のボタンの穴の中に、ピアノ線を通し、輪の部分に、ボタンを引っ掛けます。ピアノ線を穴から引き抜くと、ボタンが穴を通り、ボタンをかける事ができます。この時に、もう片方の手で服の端を固定するとより簡単にできます。

ループ付きネクタイ(既製品)

片麻痺の方、手の変形や握力の低下などでネクタイを結ぶ事が難しい人におすすめです。頭周りのループの長さは、75~85cmあるので、片手でも簡単に首にかける事ができます。あとは、ヒモやファスナーを引っ張ればネクタイをすることができます。

ワンタッチネクタイ(既製品)

お手持ちのネクタイを切断等の加工不要で簡単にワンタッチのものにできる作成キットです。 制服・学生服のネクタイや、お好みの素材・色柄のネクタイが使えます。身長に合わせた長さ調整ができます。(ニットタイ・ナロータイ対応)

湿布貼り(自作)

白い湿布を、粘着面を上にして、スポンジに付けてあるマジックテープの上にのせ、背中に貼ります。上から貼ろうとすると、腕をかなり上げないと貼る事ができませんが、下から貼ると腕の可動域が少なくても貼ることができます。軽い力で貼ることができました。

万能カフ(自作)

手の指の力が弱かったり、痛みがある人、関節が変形したり硬くなっている人、麻痺のある人などが、筆記具やスプーン、フォークを持ったり、歯ブラシを持ったり、物を握る動作を補助するものです。既製品でもありますが、作る事もできます。

ハガキガイド(自作)

文字を書く場所をガイドします。
文字を一定間隔に書く事が難しい方におすすめです。

マルチオープナー(既製品)

ドレッシングやポン酢などのビンの小さな栓や、ペットボトルのキャップで一般的な種類の物や、広口キャップにも対応しています。缶ジュースのプルトップのフタや紅茶缶やドロップのフタを、爪や指先を傷めずに起こす事ができます。

各種オープナー (既製品 100円均一)

ビンのフタ、牛乳パック、ペットボトルなど、少ない力で開けることができます。磁石が付いていて冷蔵庫に付ける事が出来るようになっていたり、キーホルダーが付いていてカバンなどに付ける事が出来、外出先でも使えたりして便利なものもあります。

各種オープナー(既製品)

便利グッズとしてショッピングセンターなどに売っている物です。ペットボトルのフタや缶ジュースのプルトップ、このようなレトルトパウチのフタをあけるもの、お菓子の袋や封筒などの切りたいところを挟んでスライドをさせて開封するためのものもあります。

固定台(自作)

ビンやペットボトルのフタ等を開ける時に、ビンやペットボトルを固定するためのもの物です。各種オープナーと組み合わせて使うと便利です。いろいろな太さの物にも対応しています。

お薬取り出し(既製品)

カプセルや錠剤のお薬を取り出すためのものです。二つとも既製品です。薬を置き、上から押すと薬が落ちます。水色の物は、薬を受けるケースがないので傾けると薬を取り出すことができます。白色の物は薬を受けるケースがあるので、取り出すことが必要になり片手では難しい反面、薬が転がらない良さもあります。固い錠剤や丸みを帯びた薬はまだ取り出しやすいですが、やわらかいカプセルや平べったい隙間の少ない薬は、取り出しにくいので、あると便利です。

片手で輪ゴムかけグッズ(自作)

片手が不自由な人にとって、お菓子の袋などに輪ゴムをかけることはなかなか難しいことです。片手で輪ゴムを伸ばしてその中に、輪ゴムをかけたいものを入れ込む必要があり、その操作が大変で、足に挟んだり脇に挟むなどして苦労されているようです。

そこで、100円ショップで購入できる材料(仕切り板、有孔ボード、割り箸)を使って、「片手で輪ゴムかけグッズ」を作成してみました。

片手で輪ゴムかけグッズの使い方

  1. 輪ゴムを有孔ボードに直角に立っている仕切り板のどちらかの切れ込みにかけます。
  2. 切り込みにかけた輪ゴムを、仕切り板の後ろの目玉クリップにかけます。
  3. 目玉クリップにかけたまま、輪ゴムを1で輪ゴムをかけていない方の仕切り板の切れ込みにかけます。
  4. 両サイドの仕切り板の切れ込みに輪ゴムがかかったら、目玉クリップの輪ゴムを外します(これで輪ゴムが平行にかかっている形になります)
  5. お菓子の袋などを輪ゴムの間に入れ、輪ゴムをかけたい位置まで差し込んだら、輪ゴムを抑えながら、仕切り板にかかったゴムも併せて抜くようにします。

※輪ゴムをかけたい物の大きさによって、1でかける仕切り板で幅が調整できます。

お薬取り出し器(自作)

牛乳パックとペットボトルと割り箸などを使用し作った物です。中にコップが入れてありそこに落ちるように、ペットボトルを切ったものが牛乳パックの中に取り付けてあります。薬を置き、上から押して、薬を中のコップに落とします。中のコップを出して、落ちた薬をコップを持ち飲み、水を別のコップに入れておいて飲めば、薬を飲むことができます。

下には滑らないように滑り止めをつけてあります。割り箸の隙間に粉薬の入った袋を挟んで封を開けることもできます。千代紙を貼れば牛乳パックで出来ているという事は分かりません。

携帯用お薬取り出し器(自作)

片手しか操作が難しい人も薬シートから薬が出せる道具です。手のひらサイズの密閉容器のふたに穴をあけて薬シートを押すことで薬が下に落ちるように作りました。上の薬取り出しの小型版というところでしょうか。

力が弱い人でもふたが開けやすいように、ふたの2辺の縁を切り取っています。薬シートの位置がずれにくいように、立体の文字シールを切り取って貼ってみました。

レタースタンド(身近な道具の活用)

片手で封筒を開けることができます。カードスタンドを利用し、両面テープで3ヶ所に滑り止めを貼り付けたものと、ブックスタンドを利用して作ったものです。ブックスタンドのものは金属で出来ているので、磁石がくっつきます。下に滑り止めがつけてあり、その溝に封筒を入れ、封筒が倒れにくくしてあります。磁石で止めれば更に動かなくなります。封筒だけではなく、粉薬の袋の開封にも使えます。

レターオープナー(既製品)

100円均一の物から1000円くらいのものまで、いろいろあります。封筒やお菓子の袋等を開けることができます。

フタはがし(自作)

ゼリーやプリンのフタを剥がす時に使う物です。

割り箸を使ったゼリーカップの開け方(自作)

指先に力が入れにくい人がゼリーのふたをあける時に困ったということがよくあります。ふたのつまみ部分にビニールテープやセロハンテープを貼り、割り箸で挟んで巻き取るようにすると、強い力が無くても開けやすくなります。(割りばしの先の部分の内側を少し斜めに切っておくと、テープ部分が挟みやすくなります。)

飲料紙パック注ぎ口(既製品)

牛乳パック等の口を開けやすく注ぎやすくします。

ペットボトルキャップ ストロー付き(既製品)

ペットボトルを傾けなくても、飲物を飲む事ができます。キャップの開け閉めも簡単になります。

オニオンチョッパー(既製品)

握った所のすぐ下に刃がくるため、扱いやすく軽くて滑りにくいもち手でできています。

ストローホルダー(自作品)

麻痺などで手が使えない、物をつかんで固定する事が困難な方におすすめです。コップの端に固定してストローを通して使用します。ストローがクルクルと動く事を防ぎ、飲みやすくします。クリップで作った物は、歯ブラシホルダーとして使う事もできます。、歯ブラシを固定できれば、片手で歯磨き粉を付けるができます。

フタ付きマグカップ(既製品)

持つところが付いているので持ちやすくできます。

カップ麺ホルダー(既製品)

持つところが付いているので持ちやすくできます。

バネ箸(自作)

既製品でもいろいろなものが販売されていますが、お値段も高いです。ちょっと使ってみたいな・・・という時に簡単に同じ様に作る事ができます。既製品のようにまで、軽い力で・・・とまでは、いきませんが、お試しには良いです。

スイッチカバー(既製品)

小さなスイッチは、指先で押しにくいですし、指先に力がいりますが、このようにスイッチを大きくすると押しやすいです。裏に両面テープが付いているので、貼るだけで既製品のスイッチのようになります。

電源プラグ アダプター(既製品)

普通のコンセントに取り付け、オレンジの部分を軽く押す事でコンセントを抜く事ができます。すごく軽い力で抜く事が出来るので指先に力の入らない方におすすめです。

鉛筆の持ち方ホルダー(自作)

鉛筆のどのあたりを持つと字が書きやすいかがわかるように、持つと良い場所にダブルクリップを挟んで、指が置けるようにしました。鉛筆の太さによって、クリップがゆるい場合には、輪ゴムなどでクリップがずれないようにしてみました。ホルダーを付けることで、鉛筆が転がり落ちることも防ぎます。肌当たりの良い専用の物もネット通販などで手に入れることができます。

筆談ボード(既製品と寄付いただいたもの)

聴覚障害者・病気によって話しづらい方・耳の遠い高齢の方・難聴の方の簡易筆談器としてご使用いただけます。

簡易筆談帳(自作)

耳の不自由な人に伝えたいことを伝える時や、声の出しにくい人が伝えたいことを伝える時に使える、カバンの中にも入りやすい小型の筆談帳です。

材料は100均で手に入る、粘着シートがついたホワイトボードシート、厚紙、薄手の布、裏に接着面のあるフエルト、ゴム紐で作成しています。ホワイトボード用のマーカーがさせる部分もつけて、使いやすくしてみました。

安全なカッター

カッターの刃先が小さく安全に使いやすくできています。収納は、スタンドを使えば立てて収納することができます。

切れにくくなった刃を折るのは、スタンドの後ろの穴を使い、折れた刃が中に閉じ込められることで、危なくないように作られています。

握って使うコンパス

指先がうまく使えず、つまむのが難しい人にとって使いやすいグッズです。 従来のコンパスのように、支柱の先を指でつまんで鉛筆部分を回すのではなく、上を握りこんで使います。

すり鉢でゴマをする時にすりこぎを回すように、支柱を寝かし気味に使うコツをつかむと、きれいに丸が描けます。

椅子にとりつける足などの感覚に働きかけるグッズ

椅子に座っている時に、心地よい刺激によって、その子の感覚欲求を満たすことで、行動を調整すること(例 授業などに対する集中力アップ)を期待して制作されたものです。

4本脚が独立した椅子に合わせて、カットしたり、カラビナなどを利用して長さを調整して使用します。(材質はシリコンゴムです)

お出かけチェックグッズ

外出時に、鍵の施錠や電機の消灯、冷暖房機器のスイッチオフなどの確認をしたり、外出先での服薬などをチェックすることで、「どうだったかな?ちゃんとできたかな?」と気がかりになっても確認することができます。必要な物の忘れ物防止にも使えます。

キーフォルダー付きで二つ折りになり、カバンや鍵などに付けて持ち運べます。

買い物用お金の準備ボード(自作)

買い物の前に、買いたい物の値段に合わせて、お金を確認しておくためのボードです。予め、払うお金に合わせて用意ができていると、安心して買い物しやすくなります。また、最近増えているスーパーなどでのセルフレジでの買い物も取り組み易くなるかもしれません。

厚紙にチラシを利用して、買いたいものの写真やお店の写真を貼り、100円均一で購入した小さな袋を張り付けています。

コードタグ(既製品)

電気器具のたくさんのコードの中で、抜いてはいけないコードがどれかがわかるように、タグをつけてみました。

いろいろな種類のタグが市販されていますが、色分けや、絵や文字で何のコードかがわかるようになっていると、わかりやすいです。(写真のタグは100円均一で見つけました。)

靴の置き場所カード(自作)

靴を置く場所をわかりやすく示すことで、どこにどのように置けばよいのかを示します。ラミネートするなどしておくと、少々濡れた靴も置けます。

男の子の場合など、絵をスリッパに変えて、立って排尿する時の立ち位置を示すことで床を汚さないように気を付けることにもつながります。

月間スケジュール表(自作)

カレンダーに絵などで予定が分かるようにしてあると、心づもりがしやすいです。

100円均一のポケットに、小さな絵カードを入れることで、いつどんな予定があるのかの見通しが持てるようにしてみました。

苦手な予定も頑張って終えられた後には、ご褒美のお出かけや外食などの予定がわかることで励みになる、という使い方もできます。

スケジュール表(手順タイプ)(自作)

受診や検診などに合わせて、どんな順番に何をするのかの説明を、あらかじめ聞いていたり、それを見ながら受けられると、気持ちにゆとりが生まれます。

インターネットなどから、様々な場面のカードがダウンロードできます。

スケジュール表(絵カード交換タイプ)(自作)

その日の予定や、毎日行うことの手順を確認できるスケジュール表です。

絵カードを取り換えることで、応用が利きます。

厚紙や台紙をラミネートしたものに、100円均一の両面テープで付けられるマジックテープの片方を貼り、もう一方を絵カードの裏に貼っています。

絵カードは手書きにしたり、無料アプリなどを利用して、「絵カード用」の用紙に印刷しています。利用する人に身近な店舗や公園などの写真もカードにして利用できます。

スケジュール表(豆本型)(自作)

いつ何をしたらよいのか、自分で確認しながら動くための小さな本型の確認用のグッズです。(A4サイズの紙の8分の1の大きさです。)ポケットに入れておけるので、見たい時に見られます。時計を確認しながら動いたり、絵で次にすることを確認するなど、使う人に合わせて作ります。

スケジュール表(始めと終わりタイプ)(自作)

いつまでやっても良いのかを、始めと終わりが分かるように、時計の表示と共に視覚的に示しました。

「はじめ」と「おわり」のカードを取り換えることで、応用が利くようにしてみました。

カードを時計の中央に貼れるようにして、「ゲーム」をしてよい時間や習い事の練習時間などをわかりやすくすることもできます。

どんな順番でやるのかな(お風呂での手順表)(自作)

入浴時などの手順を書きいれたスケジュール表です。済んだところに「済み」カードや「できたよ」カードをかけて、同じことを何度もして、他のことをやり忘れることがないようにすることができるようにします。

服装判断基準ボード(自作)

気温に合わせt、どんな服を着たらよいのか、大まかな服選びの基準になるような視覚支援です。

暑がりのお子さんなど、お子さんに合わせて、温度計の表示を作っておくと、自分で服を選ぶ時の参考になります。

出勤準備ボックス(自作)

毎日使う日常品の置場所を決めておくと、前日に指定位置に置くだけで、当日探さないで、すっと準備ができます。

空き箱と、100均の「間仕切りボード」を利用して、手作りで作ってみました。下に絵が描かれているので、物の指定場所がわかりやすくなっています。使う人に合わせて、入れる物や仕切りの大きさを調整して、作ってみてはいかがでしょうか。

結ばない靴ひも(既製品)

靴ひもをうまく結べない、靴ひもを結ぶのが苦手という人のために便利なゴム製の靴ひもがあります。平ゴムタイプの一度結べば、後はゴム部分が伸びるタイプのもの(100均でも売っています)もありますが、下の写真のように、ひもの途中にコブがあって、伸縮性があり、結ばないで使えるタイプのものもあります。

ループとボタンで着る服(自作)

ボタンをボタン穴に通すことが難しいお子さんに、ループの穴にボタンを通すことで服が着られたり、ボタン穴にボタンを通す練習になります。

ボタンの掛け違いを減らす服(自作)

ボタンホールの周囲の布とボタンが同じ色になっているため、どの穴にボタンを通せばよいのかが分かりやすい服です。ボタンを様々な色にし、ボタンホールの横に同じ布を付けてわかりやすくするという方法もありますね。

服がたためるボード(自作)

服を置いて、ボードの端を左、右、上とたたむことで、服をどれも同じようにたたむことができるボードです。お子さんが簡単に自分の服をたためるように、子供服の大きさに合わせて、段ボールを利用して作ってみました。

服がたためるボードの使い方

  1. たたみたい服をボードの中央に置きます。
  2. ボードの右か左の端を中央に向けて折ります。
  3. 折ったボードの端を戻すと、袖の部分が折れました。 
  1. 2と同じように、ボードの反対側の端を、中央に向けて折ります。(ここでは、3の開いて確認する手順無しの写真を使っています。)
  2. 折ったボードの端を戻すと、両袖部分が折れます。
  3. ボードの下部分を上に向けて折ります。
  1. 折ったボードの端を戻すと、服の身頃部分が折れます。
  2. きれいに折り終えました。

同じサイズにたためていると、引出しの中もすっきり整理できます。

マスクをかける帽子(自作)

耳の感覚が過敏な人や、メガネや補聴器をしている人の場合、マスクを耳にかけるのがうっとおしい場合があります。マスクを耳にかけるのではなく、帽子にボタンを付けることで、そこにマスクをかけると楽になります。

食品を扱う作業時に使う帽子の中にも、マスクを帽子にかけるタイプのものが市販されています。

目に優しい学習ノート(既製品)

感覚が過敏だったり、集中力が途切れやすい方にも使いやすく、一行ずつを確認しやすい学習ノートです。

<ノートの特徴>

  • 各ページの色が淡いカラーのため、光の反射によるちらつきやまぶしさが抑えられる。
  • 表紙や中頁から、余計なデザインや情報がない。
  • 罫線の太さや、行ごとに色を変え、各段落がハッキリ識別できる。

聴覚過敏のある人に対する配慮を求めるタグ (自作)

聴覚過敏のある方は、コピー機や冷房の音、BGMなどが辛く、そうした音を緩和させたり、遮断したりすることで、気持ちの安定を図ることがあります。

様々な場面で周囲の状況に関係なく音楽を聴いているのではなく、聴覚過敏のためにイヤホンやヘッドホンを利用していることを周囲の方たちに理解していただくためのタグを使ってみてはいかがでしょうか。

マスクをつけられない人に対する配慮を求めるタグ(自作)

発達障害の方に中には、感覚過敏のため、マスクの着用が難しい方もみえます。

マスクを着用することが難しい方がみえることを周囲の方たちに理解していただくためのタグを使ってみてはいかがでしょうか。

蛇口をひねるのが楽になる蛇口カバー(既製品)

握る力が弱い人にとっては、水道の蛇口をひねる時にも苦労があります。100円均一などで市販されている、取り付け式のレバーを付けることで開閉が楽になります。

開けやすい書類入れとポーチ(自作)

お便りなどを入れる書類入れや化粧品や生理用品などを入れるポーチのファスナーのつまみや、ファスナーの端にリングを取り付けて、つまむことや握りこむことが難しい人でも指をひっかけることで開けやすくしました。

しなるマレット(自作)

誰でも楽しんでみたい打楽器。腕の可動域が狭い人も、しなるマレットなら叩きやすいかもしれません。100均の、家具の縁などに取り付ける小さな子がぶつけた時の衝撃を和らげるクッション材で、バチをくるみ、持ち手に滑り止めシートを付けてみました。

柄付きヘアブラシ(自作)

腕が痛くて上がらない方や、一定の場所までしか手が動かせない方のために柄を長くしたヘアブラシを作ってみました。

100均のヘアブラシと孫の手を利用しました。孫の手の先を切断して、ヘアブラシをねじで固定した後、孫の手を熱で曲げて頭に沿いやすくしました。

リーチャー1(自作)

リーチャーは、手の届きにくいものを手元に寄せたり、手元にあるものを高いところにかける時などに使います。

上の写真のものは、直径15mmの木の棒の先に、穴をふたつあけて、直径3.2mmの針金を使いやすい状態に曲げたものを固定して作りました。

針金の断面や棒の断面の角などが危なくないように、グルーガンを使って丸みを持たせています。

リーチャー2(自作)

リーチャーは、手の届きにくいものを手元に寄せたり、手元にあるものを高いところにかける時などに使います。

上の写真のものは、100均の伸縮可能な掃除用モップの柄に、大きめのフックを結索バンドで固定して作り、好みの長さに調整ができるようにしました。

ファスナーを留める補助具(自作)

片手が不自由な方にとって、ファスナーを留めることや、ファスナーを上げることは、とても難しいことです。

上記の写真は、プラスチック製に板(100均のまな板を切ったもの)と紐、目玉クリップで作成した「ファスナーを留める補助具」です。クリップでファスナーの留め具あたりを挟み、足をプラスチック板に乗せて紐を張り、ファスナーをかみ合わせてから、上に引き上げるとファスナーが閉まるという仕組みです。

体形に合った服、張りのある服、長すぎない紐など、条件がうまく合うことや慣れるまでのコツが必要ですが、うまくできるととても楽な道具として使えます。

知育:手先トレーニング(既製品)

   

遊びながら練習できる「手先トレーニングシリーズ」を100円ショップで購入しました。

障がいの特性上、指先のトレーニングが必要だと理解していても、なかなか実践的なアイテムを用意するのは難しいものです。そこで、110円というお手頃価格であれば、大人の人も、気軽にトレーニングが始められそうですね。

① 「ファスナー」上手に開け閉めできるかな?
② 「トグル」トグルボタンをかけられるかな?
③ 「スナップボタン」上手にとめられるかな?
④ 「くつひも」ひもを上手に結べるかな?
⑤ 「ボタン」サイズ違いのボタンをとめられるかな?
⑥ 「バックル」上手にとめられるかな?
⑦ 「ベルト」上手に締められるかな?
⑧ 「ループ」長さを調整できるかな?

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