機関紙(たびだち)
令和6年度75号
今年もやります。「生活便利グッズ工作教室」
当センターでは岐阜市在住の小中学生を対象に、障がいのある方や高齢者の方も使いやすい便利グッズを作ってみよう!という工作教室を、毎年開催しています。
この企画は毎年好評で、昨年度参加された小学生の方からは「つくりたいものがつくれてよかったし、こんどは、ちがうものをつくってみたいです。」「障がいのことをよく知ることができたし、自助具を作るのも簡単で楽しかったです。」との感想を、保護者の方からも「子供が障がいのことについて考えてくれるいいきっかけになったと思います。」の感想をいただいております。
今年度は、片手が不自由な方が錠剤や袋に入った薬を取り出す際の不便さを解消する「お薬取り出し器」を製作します。
開催について
日 時:令和6年8月17日(土) 午後1時30分~3時30分
場 所:岐阜市民福祉活動センター2階 大会議室(岐阜市都通2丁目2番地)
定 員:岐阜市在住の小学生 20名 先着順(保護者同伴可)
持ち物:筆記用具、はさみ、定規、のり
申し込み方法:7月8日(月)~8月2日(金)までに電話(058-254-9204)
FAX(058-254-9205)、またはQRコードからお申込みください。
参加費:無料
製作した「お薬取り出し器」はお持ち帰りしていただけます。
児童さんの応募お待ちしています(^^♪
生活講座「おなかを元気にする秘訣」を開催しました。
令和6年6月20日(木)岐阜市在住の障がいのある方を対象に、岐阜ヤクルト販売株式会社サポート室主任下條ルミ氏をお招きして、健康のバロメーターである腸について、「ウンチ」から学ぶ生活リズム、健康の要となる腸の働き、排便の大切さ、腸内細菌の働きなど、健康に影響を与える大切な臓器である腸をパワーポイントを使って分かり易く教えて頂きました。
障害者16名、支援者・家族3名の19名の方が参加され、講演の後VRによる腸内体験を3台の器械を使い、自分が小さい体になって、宇宙服を着て宇宙船に乗り、口の中から小腸、大腸を探検するというもので、途中にシロタ株、ビフィズス菌が浮遊している中を進んでゆく、アニメーションで見せてくれるもので、面白く楽しかったとの感想が利用者さんからありました。
椅子に座ったまま腸を元気にする体操など、有意義な時間を皆さん過ごす事が出来ました。
講演後のアンケートの中には、「息子27歳ですが、ウンチがなかなか出ないので、今薬を飲んでますがなかなか、今日お話を聞けて試してみます」「すごく楽しい時間でした。有難うございました。家に帰って家族に話をしたいと思いました」といった感想が寄せられました。
出前講座「『障がい』について」~更生保護女性会~
5月23日(木)、岐阜市更生保護女性会総会後に「『障がい』があるという事を考える~障がい種別と特性、困り事~」の講演を行いました。障がい者にも人権があります。障がいを理由に何を言ってもいいわけではありません。障がいがあることは「かわいそう」でも「不幸」でもないことを少しでも知ってもらいたくお話をしました。4月1日から変わった「合理的配慮」の提供義務については、例を交えながらお伝えし「障がい」について考えるきっかけになることを願い、講演を終えました。
<参加した方の感想>
「知っているようで、知らなかった障がいを持つ方の気持ち!ご自身の経験を公にすることは勇気のいることです。その勇気に感謝します。自分のできるかもしれないことがわかってよかったです。」「日常の生活の中で、健常者には知らない感じない不便さがよくわかりました。」「健常者には解らなかった細かな心情を知ることが出来ました。」「社会に共に生きる私達は皆、同じ権利をもっています。障がいがあるなしにかかわらずお互いの人格を尊重しあいながら共生できる社会が出来ることを願っています。」との感想をいただきました。
共に生きる社会について一緒に考えてくださる方がいることをとてもうれしく思います。
市民を対象とした「自助具講習会」を開催します。
岐阜市在住の方を対象に、自助具講習会を開催します。
「自助具」とは?「自:自分を 助:助ける 具:道具」です。障がいや加齢などにより、日常生活動作が困難になった時に、使いやすく工夫された道具のことをいいます。
数ある自助具の中から今回は「固定台」を製作します。 腕の力が落ちてきた方、ペットボトル、ビン等蓋が開けにくい方にとっては、とっても便利な道具です。こんなに簡単に出来て、こんなに便利なんだと目からうろこの作品ができあがります!!
開催について
日 時 令和6年10月24日(木)14時00分~15時30分
場 所 岐阜市民福祉活動センター2階大会議室
対象者 岐阜市在住の方 定 員:先着20名 参加費:無料
内 容 ミニ講座(いろいろな自助具を紹介します)
「固定台」の製作 *作品はお持ち帰りいただけます。
申込期間 9月24日(火)~10月16日(水)
申込方法については、広報ぎふ9月15日号に掲載予定です。 当センターホームページも見てね♪
<昨年度の参加者の感想>
<昨年度の参加者の感想>「すべての器具がはじめて知ったのでとても参考になりました。」「自助具という言葉の存在すら知らなかったので、お話を聞かせてもらい、実物を見たことでとても良い学習ができました。」「身近な材料や手に入りやすい材料で作成出来るのはとても有難いとおもいます。」「生活の中で生かすことができればいいかな?と思っています。」
~自助具の紹介~
マグネットボタン
ボタンホールにボタンを通すのではなく、マグネットで開閉するボタンです。100均で購入できますが、布地に穴をあけて、凸凹一組の金具をセットする必要があります。マグネットが比較的強力なので、穴の縁の始末をした方がよさそうです。また、裏側にボタンを留める金具などがみえて気になる場合は、ワッペンなどでカバーすると良いでしょう。ボタンをつまむのが難しい方は、参考にご検討ください。
令和6年度自閉症啓発デイ 記念作品展&発達障がい理解啓発イベント
「発達障害啓発理解啓発イベント」で今年も支援グッズの展示をしました。
令和6年4月2日(火)~7日(日)に「ぎふメディアコスモス」の「ドキドキテラス」において「自閉症啓発デー記念作品展&発達障害理解啓発イベント」が開催され、当センターも展示で参加しました。
当センターは、昨年同様に「発達障がいの特性や支援方法について」「ICD(国際疾病分類)について」「支援グッズについて」をまとめたパネル展示を行い、資料を自由にお持ち帰りいただきました。展示や資料の中では新たに、「読み間違いを防ぐ定規」「お家でのスケジュールチェックグッズ」「マグネットボタン」「新聞結束グッズ」をご紹介するとともに、発達障害の方たちへの理解を深め、誤解を解くための啓発用掲示も増やしました。紹介の品は、センターにて常時展示していますのでご覧いただけます。
今年度も、昨年度好評だった「聴覚過敏のある人に対する配慮を求めるタグ」と「マスクをつけられない人に対する配慮を求めるタグ」を用意し、今年はイヤーマフ版を作成して自由に持ち帰っていただけるようにしました。多くの方が持ち帰られたようで、活用していただけると嬉しいです。
第39回国民文化祭 第24回全国障害者芸術・文化際「清流の国ぎふ」文化祭2024
「清流の国ぎふ」文化祭2024とは、第39回国民文化祭と第24回全国障害者芸術・文化祭の統一名称で、各種の文化活動を全国規模で発表・共演・交流する祭典です。
<岐阜市で開催される事業:障害者芸術・文化事業>
☆『インクルーシブな楽器演奏会及びストリート・ピアノ演奏会』
10月19日(土) 会場:市庁舎北側広場、市民交流スペース「ミンナト」
☆岐阜市『オンリーワンわたしたちの芸術祭』
11月21日(木)~12月4日(水) 会場:ハートフルスクエアーG、ぎふメディアコスモス
今年度の芸術祭は、例年より10日程早く、2週間の開催期間となります。
※詳細は機関紙11月1日号でお知らせいたします♪
「清流の国ぎふ」文化祭2024PRリーフ (gifu.lg.jp)
掲載以外の行事予定(令和6年7月~10月)
<コーラス講座「あんさんぶる♪」> いずれも午後3時から4時30分
開催日時 7月3日(水)、8月7日(水)、9月4日(水)、10月2日(水)、23日(水)
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階 会議室
「あんさんぶる♪」は新規参加者を募集しています。 まずは見学に来ませんか♪