機関紙(たびだち)
令和6年度77号
第31回 岐阜市「オンリーワンわたしたちの芸術祭」~あんさんぶる♪舞台発表編~
今年度、岐阜県で「清流の国ぎふ」文化祭2024が開催されるに当たり、芸術祭も2週間という長い期間となりました。
当センターあんさんぶる♪も,ぎふメディアコスモス みんなのホールの舞台で発表することができました。

控え室では和気あいあいと過ごし、緊張した面持ちもなくみなさんとてもいい笑顔です。
さあ、一致団結で、「心のままに楽しくやろう」
みんなの手を合わせて、エイエイオー!!!!! いざステージへ!!

・ドレミパイプで「ドレミの歌」を演奏&ソロパートを熱唱♪
・トーンチャイムで「エーデルワイス」を奏でる♪
・「365日の紙飛行機」を熱唱後紙飛行機を会場に飛ばす♪
・「世界に一つだけの花」のピアノ独奏♪
・ドラム演奏&「いのちの歌」をしっとり歌い♪
・「ぼよよん行進曲」を熱唱しながら全力でダンス!!


今年度のあんさんぶる♪の舞台発表は、ミュージカル調であり、ダイナミックな演奏&ダンスと盛りだくさんの演出で、あんさんぶる♪のみなさんのはじける笑顔がとても素敵でした。
たくさんのお客さんに観てもらい、「あんさんぶる♪の発表素敵だった」と声もかけてもらいました。
発表後「ちょっと緊張したけど楽しかったよ」「もう一回やりたい」「お母さんが観に来てくれたから嬉しい」「紙飛行機いっぱい飛んだ!綺麗だった」とあんさんぶる♪のみなさんは興奮冷めやらぬ様子でした。
さぁて来年度の芸術祭ではどんな演目になるのか!!すでに楽しみです。
華陽小学校6年生「自分たちにできること~不便さを知ろう~」
児童の皆さんが「自分たちには何ができるだろう」ということを考えてもらうきっかけになるよう障がい当事者の職員がお話をしました。例えば、点字ブロックは、目の不自由な方にとっては大事な道しるべなのですが、足の悪い職員にとっては踏んでしまうと「痛いもの」であるため、避けて通ったり跨いで歩いていること、多目的トイレでは、洗面台そばに置かれているダストボックスは車いすの動作を妨げること、ユニバーサルシートが出しっぱなしになっていることが困ること、足ふみ式のサニタリーボックスの不便さ等についてもお伝えしました。また、具体的に「〇〇してくれると嬉しいな」ということをお願いしました。

講話後の児童の皆さんの感想は「生活をする中で、どのような人がどんなことをするときに不便か、周りを見て考えられるようにしたい」「バリアフリートイレはどんな人でも便利に使えるトイレだと思っていたけど、不便なこともたくさんあるということに驚いた」等で、他者に対して寄り添う心を持った華陽小学校の児童の皆さんの優しさを感じて嬉しく思いました。



岐阜市立図書館 人権イベント「正しく知ろう『ヘルプマーク』のこと」
「ヘルプマーク」の誕生は、2012年の都議会予算特別委員会の質疑において、山加朱美さんが(フリーアナウンサー、自由民主党所属の東京都議会議員)「外見からは分からない不自由さを持った人々の統一マーク」を提案したことがきっかけでした。「ヘルプマーク」の提案は、山加氏自身が30代半ばで不慮の事故に遭い全人工股関節置換により中途障害を負った体験から実現しました。 ※やまかあけみプロフィールより。
「ヘルプマーク」をつけている方を見かけたら、好奇の目ではなく関心の目で見てくださいというお話を、参加者の皆様はとても熱心に聞いてくださっていました。
「配慮」とは、思いやりを持って行動することです。必ずしも手を貸さなければいけないわけではありません。「障がいを知ってほしい」「気にかけてくれたらうれしい」という思いを持った方も多くいます。温かく見守ってくださいね。

希望が丘特別支援学校保護者会「学校から社会へ~必要な各種手続きについて~」
希望が丘特別支援学校中・高等部の保護者の方を対象に、卒業前にやるべき手続きや、「障害基礎年金」について「どのタイミングで」「どのような書類などが必要で」「どこに申請するのか」という内容をギュッとまとめてお伝えし、卒業後を見据えて、今から準備をするきっかけとなるようにお話をしました。保護者の方は我が子にとって今後必要になる情報のため資料にメモを取りながら話に聞き入っていました。講話後「早め早めに動くように心がけたい」「やらなければいけないことを聞けて良かった」「必要な手続きの種類がわかった」との感想をいただきました。

生活講座「防犯を学ぼう」
岐阜県岐阜中警察署生活安全課の渡邉警部補をお招きして、「防犯を学ぼう」を開催しました。障がいのある方が10名・付き添いの方が4名の14名の参加がありました。
治安は諸外国に比べて十分と言われている日本ですが、近年振り込め詐欺、闇バイトなど、犯罪そのものが巧妙かつ大胆になってきていると感じる中で、犯罪に巻き込まれない、強い意志と、危険を感じる能力あるいは回避する能力を養い、自らを守っていく一助になったと感じた講義でした。
内容は中警察署で実際に防犯に携わる方のお話で、DVDを使って、振り込め詐欺、あるいは実際に被害者と犯人のやりとりの会話を聞き臨場感がありました。
最後に、簡単な護身術として、腕をつかまれた時の手の振りほどき方を学び、二人一組になって和気あいあいと練習をしました。参加者からは「警察からの話は頭に入り易い」「実際の音源を聞き特殊詐欺の怖さがわかりました」などの感想でした。



~自助具の紹介~
お家でのスケジュールチェックグッズ(市販品)
歯磨きや洗顔などの生活習慣やお風呂やお手伝い、明日の準備などの予定の確認を、時間を観ながら取り組んだり、できたらカードを裏返すことで、自分でも終わったことが目に見えてわかるボードです。市販品ですが、自分で記入できる白いカードもあり、カスタマイズできます。 マスキングテープや100均で購入できるマグネットシートでカードの追加も可能です。自分からスケジュールを管理する練習ができます。


障がい者理解啓発イベント2024
障がい者理解啓発イベントが令和6年12月3日(日)~6日(金)まで、岐阜市役所1階のエントランスモールで開催され、障がいごとの特性や障がいのある方への支援方法について紹介するパネルが展示されました。今年は障がい児用の車いすの実物も展示されました。

当センターは、障がいのある方を対象とした「生活講座」や特別支援学校や保護者会を対象に防災をテーマとして開催した出前講座についてのパネルや、岐阜市内の小学生を対象として開催した「生活便利グッズ工作教室」と市民対象の「自助具講習会」や人権講座の様子をパネルにしたもの、街中で見かける障がいのある方の生活に関わるマークをパネルにしたもの、自助具紹介写真や一部の実物を展示しました。

《人権啓発パネル展》にパネル参加しました。
令和6年11月19日(火)13時から22日(金)まで、ぎふの森 メディアコスモス ドキドキテラスにおいて、「あったかハートのまちづくり」と題して人権パネル展が開催されました。

常設展示として、アート作品、人権作品、人権啓発DVDの上映、ぬり絵コーナー、図書コーナー、イベントとして、読み聞かせ、人権啓発資料、あったかハートちゃん缶バッジなど等のグッズの配布がある等盛り沢山の内容が会場いっぱいにあふれていて、見ごたえのあるものになっていました。
当センターは、センターを紹介するリーフレット、生活便利グッズ工作教室、人権学習講座・自助具講習会、人権学習講座、出前講座の紹介等パネル4枚を展示しました。

掲載以外の行事予定(令和7年3月~令和7年6月)
≪コーラス講座あんさんぶる♪≫ ※参加者募集中です。お気軽にお問い合わせください。
開催日時 令和7年5月7日(水)、6月4日(水)、いずれも15時から16時30分
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階会議室
≪市民対象「自助具ってなに、つくってみよう」(仮称)≫
開催日時 令和7年6月18日(水)
開催場所 岐阜市民福祉活動センター2階会議室 14時から15時30分